【口コミ】『22年目の告白-殺人犯は私です-』をアラサーが初日に観てきた【感想】

22年目の告白-私が殺人犯です-
【注意】この記事はややネタバレを含みます

藤原竜也主演の映画『22年目の告白-殺人犯は私です-』が2017年6月10日(土)に公開されました。

なんと私が住む豊洲で舞台挨拶があるという事で早々にチケットを購入しようとしたのですが、即売り切れて購入する事ができず、

馬小屋
しょうがない。安いしレイトショーで観るか

とチケットを購入すると、初日はレイトショー価格で安くなっておらず、定価の大人1,800円という低所得なサラリーマンにはジャブを食らったような出費となりましたが、映画自体は血まみれで殺傷シーンが多数描写されており、ややグロテスクな内容にもかかわらずR15指定もされていない作品。
チケット

ストーリー内容自体は、中二病心をくすぐりながら話題性のある話に対してTwitterで拡散されたりニコ生風のテロップが出たり現代ネタを多く取り入れた作品です。

22年目の告白-殺人犯は私です-の口コミ(見所)

目の前で最愛の人の殺害現場を目撃させるという悪趣味な犯人

事件は22年前の1995年、5つの殺人事件が同一人物によって行われます。
全ての事件には身動きを取れなくした目撃者を用意し、目の前で最愛の人を縄で絞殺するという共通点。

絞殺は呼吸ができず苦しむ表情と目撃者の悲哀感を犯人は楽しんでいたのでしょう。

目撃者は警察に通報させるためにあえて殺さず、最愛の人が殺されたその後の人生までも犯人はメディアを通して楽しんで観ていました。

俺、昔殺人犯だったんだよねww時効だけどww

時効を過ぎ、犯人だと名乗る藤原竜也演じる『曾根崎雅人』がテレビや雑誌、暴露本を出版するという『昔俺悪だったんだよね』的な方法でメディアをざわつかせ、目撃者として生かされた被害者たちがどのように思い、行動するかは必見です。

裏の裏を往く仕組まれた作戦

22年目の告白には、被害者・殺人犯・ジャーナリスト・警察官そしてそれに関わる家族など、様々な立場の人間が登場しますが、その関係性・人間模様が見所です。

時効になり、曾根崎雅人はなぜ暴露本を出版したのか?当然未解決事件の犯人が出版したものですから世間の話題になるのは必至。

馬小屋
金儲けのために出版したのかなぁ。

なんて浅はかな考えで映画を観ていた私は、鳩が豆鉄砲を食ったような不意打ちを喰らい、その後は食い入るようにストーリーにのめり込んでいきました。

しっかり解決してくれる事件

この手の映画は、結局未解決で謎を残して終わるパターンも多いのですが、この映画はモヤモヤを残さずちゃんと事件を解決してくれます。

まとめ:終始引き込まれる手に汗握るストーリー

1つの事件を追った一貫したストーリーと明確な目的があり、内容がスッと入ってきます。

映画の前半の伏線は後半でしっかり回収してくれるので映画を観終わった後のモヤモヤ感は一切ありません。

暴力や殺人、アクションシーンも多いので劇場で見ると驚く演出が多く、迫力があるので家で見るよりは映画館向きかな。

カイジやデスノートの月(ライト)ほどインパクトのある演技ではありませんが、また違った知的な演技と感情的な演技にも注目したい所。

馬小屋
にしても伊東英明と並ぶと藤原竜也の顔の大きさが気になる。同じ顔でか男としてやっぱり小顔が正義なんだなと思い知らされた。
22年目の告白-私が殺人犯です-