α7IIIとMC-11の組み合わせでEF70-300mm F4-5.6 IS II USMを選んだ理由

EF70-200mm F4L IS USM

α7IIIを買って1ヶ月。

ツァイスの55mmとSAMYANの24mmの単焦点を買って大満足している私。

週2,3でディズニーリゾートに通って風景やポートレートを楽しんでいるのですが、撮る気もなかった『キャラクターやダンサーさんも撮れたらもっと楽しいんじゃね??』という事で望遠レンズを探してみる事に。

SEL70200G、150,000円!

SEL70200G、160,000円!!

SEL70200GM 250,000円!!!?

SEL100400GM 300,000円??!!!!ッ

これ1本でα7IIIのボディが買えちゃいそうな勢いですよ。純正ヤヴァ。

という事でSIGMA制のキャノンレンズがα7IIIでも使える『MC-11』を使って安い望遠レンズを探してみた。

SIGMA『MC-11』が使えるレンズについて

シグマから公式にα7IIIで使える発表されているレンズの中で200mm以上の焦点距離があるものは以下7本。(APS-C除く)

  • 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
  • 70-200mm F2.8 DG OS HSM
  • 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM
  • 120-300mm F2.8 DG OS HSM
  • 50-600mm F5-6.3 DG OS HSM
  • 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
  • 500mm F4 DG OS HSM

ディズニーでキャラクターを撮る際に最適なレンズ

主な使用をディズニーリゾートとする場合、200-300mmの焦点距離があればディズニーランドのショーやパレードは余裕で届く。

ディズニーシーのファンタズミック等のハーバーショーのキャラクターをドアップで撮りたいなら35mm換算500-600mmあってもAPS-Cモードでギリギリ。

ただし500mm級のレンズは2kgほどの重量があるしF値が暗すぎて初心者では手におえない気がして却下。動物園とかにも持ち出したいしね。

という事で私が狙うレンズの理想は『F値が小さくて明るい』『1kg以内の重量』『焦点距離は200mm-300mm』。そして安いレンズッ!

その条件に近いレンズが以下の3本。

120-300mm F2.8 DG OS HSM

何これめちゃくちゃスペックいいやんッ!!

価格.comポチ。

300,000円

これ買うなら大人しく70200GM買うわッ!

と言う事で却下。

70-200mm F2.8 DG OS HSM

大三元スペックのナナニッパ!

この焦点距離でF2.8通しのヤバいスペックなのに110,000円ほどで販売されている。

ソニー純正の望遠ズームレンズに比べたらスペックは良いし値段も安い!!

でも私はこれを選ばなかった。その理由は2つ!

1つは重量感。1430gと持てなくはないけどやや重い。

実際に電気屋さんでα7IIIとMC-11に合わせて使ってみたら結構イケるんだけど長時間使う事を考えるとかなりシンドイ。

2つめは新型が現在開発中という事。

レンズって数年経っても価値が落ちにくい傾向にあるけど、新型が出たらさすがにそっちが欲しくなっちゃうじゃん?

しかも旧型が値崩れを起こしたら悲しみ x 悲しみ。

というメンタル的な部分で70-200mm F2.8 DG OS HSMは選ばず。

100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

通称:ライトバズーカとして軽いのに望遠が効く宮城リョータ的な存在(適当)

これだけの焦点距離があればディズニーシーのハーバーショーもそこそこ撮れて1160gと少し重いくらい。

価格は70,000円前後でお手頃でこれこそ私の探し求めてたレンズ!!

クチコミやレビュー、作例を調べに調べつくした!!!!

秋葉原のヨドバシでα7IIIとMC-11を使って試し撮りもさせてもらった!!!!!

そこで実際に使ってみるとAFが『ギーギー』言って遅い。秒にして1秒前後。

普段はSONYEマウントの純正ツァイス55mmF1.8やSAMYAN24mmF2.8のシャッターボタンを半押ししたらピピッと爆速で合うAF速度に慣れてしまった私には耐えられない速度だった。

これじゃ激しく踊るキャラクターやダンサーさんが追従できるか不安でしょうがない。。

結局純正しかないのか・・・

秋葉原のヨドバシは自分のカメラにレンズを取り付けられるよう高級レンズがゴロゴロ転がってて試し撮りし放題なので純正EマウントのSEL70200GやSEL70300Gも試しに使ってみた。

MC-11を使わないのでその分軽量になるしAF速度も高速で写りもGOOD。何の文句もない。

手が出しにくい問題は価格だけだ。

ここまで調べ上げて試写しに電気屋へ足を運んだけれど、結局純正で落ち着くのもありだと思った。安心感もあるしね。

EF70-300mm F4-5.6 IS II USMとα7III

MC-11について調べているとやたらと関連で出てくるレンズが1本あった。それが『EF70-300mm F4-5.6 IS II USM

これはキャノン純正のレンズでMC-11を使えばα7IIIでも使えるらしい。(動作保証はないので自己責任でという書き込みが目立つ)

スペックを見てみると710gとかなり軽量で焦点距離はバッチリ!

F値は暗めだけど屋外の日中使うなら問題なしで、価格は50,000円前後

うん。めちゃくちゃ良い!!!調べに調べ上げた。

EF70-300mm F4-5.6 IS II USMで撮るディズニーの作例

残念ながらα7III、MC-11、EF70-300mm F4-5.6 IS II USMの組み合わせで撮った作例は見つかりませんでしたが、当レンズでディズニーリゾート内で撮影した写真が掲載されているブログを見つけました。

めちゃキレイー!!

もう心はEF70-300mm F4-5.6 IS II USMの購入を決めかけている。

MC-11では動作保証外という懸念点

EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは安いし描写も良く不満点はないけど、α7IIIで動くという保証がない怖さ。

という事で2018年10月18日時点で最新のファームウェアにアップデートしたα7IIIとMC-11を持ってレンズ付け放題の秋葉原ヨドバシに行ってきました。

EF70-300mm F4-5.6 IS II USMとMC-11とα7IIIを使ってみて

動作対象外レンズという事でネットで色々調べてるとどうやら制約があるらしい。

  • AF-Cで追従している間の連写はLo(3枚/秒)しか追従しない。
  • mid、Hi、Hi+にすると連写自体は動作するけど、追従はせず1枚目にピントが固定された状態となる。
  • 瞳AFは使えた。
  • AF-Cや瞳AFの精度や追従性能は純正と比べて差が分からないレベルで良い。
  • AF速度は純正並に早い。

多分他にも制限されている機能があるのだろうけど、カメラ初心者が気になった制約はここくらい。

何これ。連写速度以外の不満がない。

しかし、望遠300mm側でのAFエリアが限定されるようです・・・。マジカ。試し忘れたー!!!不満があれば売り払って純正買おうかな。

という事で改めて試してみました。

望遠側(300mm)までズームした所、AFエリアをワイドにしようがフレキシブルスポットにしようが四隅にはピントが一切合いません。

これはフレキシブルスポットを使ってAF-Sで初めから四隅のどこかに合わせようが、AF-Cで中央から追従して四隅に移動してもほぼ確実にAFは外れて合致しません。

四隅のどこかにピントを置きたければMFで対応する必要があります。

うーん。

私はディズニーでダンサーさんやキャラクターといった動体を撮りたかったから失敗だったかと思いましたが四隅にピントを置かなければAFは早いし割と使い物になります。

・・・。

ここで朗報!!

なんと瞳AFを使うと通常AFでは合わない四隅でもバッチリ追従してピントを合わせてくれます。

動作保証外は本当不安定だなぁ。

これで動物の瞳AFまで対応されたらキャラクターでも使えそうだな(ニヤリ)。

さてさて、作例。まずは70mm側。
※Web用に解像度は落としてあります。

ディズニーウェディング ネイチャー

AF-Sで中央付近のピント合わせだったのでノンストレスでこの絵。

次に300mm側。

キャラクター ダンサー ミッキーマウス

全て動体なのでAF-Cにて。

ダンサーに関しては瞳AFでより細かく追従してくれたので撮りやすい。

ドライブモードでLo(3枚/1秒)の制約があるので大切なシーンが撮影できない可能性も上がるけど無駄撃ちする枚数も減る。

あまり使わないだろうと節約も兼ねてMC-11とEF70-300mm F4-5.6 IS II USMの組み合わせを選んだわけだけど圧縮効果が思った以上に楽しいー!!

以上。α7iiiなどのフルサイズEマウントの望遠で悩んでる人にはオススメ。

ランダムに動く動体追従をしたいのであればAFエリアが広い純正が良いと思います。

EF70-200mm F4L IS USM