ガジェット系のメディアライターとして気になって仕方がないアイテム『AirPods』。
Apple Watchが発売された頃も同じ衝動に駆られた事を鮮明に覚えています。
『あったら便利だろうけど、無くてもいっか』
そんな思いで購入に至りませんでしたが、正直AirPodsも同様かなぁと思いつつ、気になって仕方がないので常々ネットで検索したり、店舗で視聴したり操作感を試してます。
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Air Pods(エアーポッズ)について
基本情報

値段は?
16,800円(税抜)
すぐ手に入るの?
難しいようです。
2017年1月26日の時点で、オンラインストアでは6週間後に発送というステータスです。
【速報】
ヨドバシ秋葉にair pods緊急入荷
数は800個と大量です!16時には新宿東口にも入荷されるらしいです!#拡散希望#AirPods #Apple pic.twitter.com/leqJbv2Owd
— かすひかい (@kasupi_pazd) 2017年1月26日
家電量販店などでは、告知なしで緊急入荷する場合もあるようです。
運が良ければ手に入るかもしれませんね。
重さは?
AirPods本体は各4g、充電ケースは38gです。

稼働時間は?
イヤホン本体をフル充電した場合5時間再生可能。
充電ケースをフル充電した状態であれば、トータル24時間以上使用できるそうです。
実際に商品を購入して5時間音楽を流してバッテリーの持ちをレビューしてる方がいたのでご紹介させていただきます。
「AirPods」のバッテリー持ちはどのくらい?実際に使って検証してみました!
充電速度は?
充電ケースに入れてたった15分で、3時間の再生が可能となるようです。
便利だと感じた機能
ケーブルレス
左右のユニットが単独になっている事で、ケーブルの絡みやiPhoneとイヤホンの位置関係を気にする煩わしさから完全に解放されます。
ケーブルがない状態で音楽が流れると初めは違和感がありましたがすぐに慣れ、便利以外の何物でもないアイテムでした。
AirPodsの電池残量を知る手段が豊富
従来のBluetoothイヤホンの電池残量の確認方法は、ボタンを長押しして内蔵されたライトの色で判断するしかなく、具体的な数値を知る事ができませんでした。
電池残量を知る為にSiriを利用して電池残量を確認する方法や接続されているデバイスで確認できる仕様になっています。
AirPodsを耳から外すと音楽が停止する
耳から外すと自動的に音楽が止まり
また付けると再生始まる。
技術的にはたぶんそんなもの凄いことじゃないんだろうけど
ほんの少し未来を感じる発想がやっぱすげえ。#AirPods pic.twitter.com/xyiEK3O9NN— エメットXL.ブラウン (@EmmettBrown1955) 2017年1月22日
iPhoneで音楽を停止しようとすると、操作ミスで本体から音楽が流れた事はありませんか?
電車の中で何度も操作ミスを起し、大音量で音楽を流してしまうという赤っ恥をかいた記憶が何度もありiPhoneで音楽を聴く機会が激減していた私にとっては朗報でした。
AirPodsのセンサーにより、『耳から外した』『耳に付けた』という情報を自動的に判別して音楽を停止してくれるようです。
これさえあれば、今までの操作ミスは起さずに済みそうです。
『AirPodsを探す』機能
これだけ小さなデバイスなので、鞄の中や部屋の中で無くす事が目に見えています。
そこでAppleが考えた結果、『iPhoneを探す』アプリに『AirPodsを探す』機能をiOS10.3β版に盛り込んできたようです。
「AirPodsを探す」がiOS 10.3ベータ版に追加。落としたときの捜索・発見が容易に
『iPhoneを探す』は、GPSやネットワークを利用して現在位置を割り出して探し出しますが、『AirPods』はBluetoothの電波の届く距離(最大でも100m程度)内でしか探すことはできません。
『AirPodsを探す』を実行するとAirPodsから音を出すことができるので、部屋の中や鞄の中で無くした程度であれば、すぐに探し出すことができる機能です。
現在はβ版なので、開発者の方しか利用できませんが、近い将来一般ユーザーへの開放もされる事でしょう。
気になる点
デザイン
洗練されたデザインの商品を世にいくつもリリースしてきたAppleですが、個人的にAirPodsのデザインは気に入ってません。
ネットでは、『うどんが耳から垂れてるようだ』、『チンアナゴ』といった意見も多く日本ではあまりオシャレと感じる人は少なそうです。
iPhone以外での利便性
Apple Watch同様AirPodsはApple社製品とセットで利用する事で様々な機能が使用できます。
逆に言えば、Apple社製品以外の製品とペアリングしても多くの機能が利用できない製品です。
参考記事:Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」をAndroidで使ってみた
遮音性・音漏れについて
従来のiPhoneの付属品として付いてきたイヤホン同様、AirPodsも耳に引っ掛けるタイプのイヤホンになります。
良い点としては、まわりの音が聞こえるので、電車の乗り過ごしや車両が接近している事に気づきやすい点。
悪い点としては、遮音性が悪いため雑音が聞こえてしまいボリュームを上げると音漏れしやすく、電車内などで迷惑がかかってしまう事です。
私のように『イヤホンは音楽を聴くのがメインだ』という人にはおすすめできません。
Siriを活用しきれていないユーザー
私がSiriを利用しているのは『自宅』で『タイマーをセットする』という限られた環境で限られた機能しか利用したことがありません。
AirPodsは、デバイスをトントンと2タップするとSiriが起動するのでアクセスが非常によくなり、格段にSiriを利用しやすくなります。
しかし外出先や職場で声に出してタイマーをセットする事はありません。
また、自宅でSiriを使う場合、iPhoneに向かって『HEY Siri』と話しかけるとSiriが起動する機能があるため、iPhoneの方が利便性が高いのではないでしょうか。
AirPodsはどんな人に向いてるか
AirPodsが生活にフィットする人物像
- 新しいガジェット好き
- 電話など通話機能をよく利用する
- 外で音楽を聴く時のケーブルの煩わしさから解放されたい
- 小型で長時間使えるイヤホンが欲しい
- 音楽はBGM程度に考える
- Siriを使いこなしている
1円玉4枚と同じ重さ(4g)で、5時間も音楽を聴き続けられるだけでも脅威のデバイス。
残念ながら上記項目内で私が当てはまったのは、1と3の二つのみ。もしも耳栓のようなタイプのカナル型であれば、即買いでした。
AirPodsで出来る事は全てiPhoneで行うことができ、対費用効果を考えた時にそこまで利便性の向上が図れるイメージが出来なかったのが現在購入に至らなかったポイントになります。
アップル製品は様々な会社がスマホケースなどを制作しているので、近い将来理想に近いアタッチメントが発売されるのではないかと期待しています。