iPhoneユーザーがAndroidを1週間使って分かった事

スマホ

世の中のスマートフォンは、大きく分けてiPhoneとAndroidに分類されます。

MMD研究所の調査によると2016年10月時点の日本でのiOSの所有率は68.3%、Androidは26.9%という結果が出ています。

世界的にみるとAndroidのシェアは約9割なのに、なぜ日本はiPhoneやiPadのシェア率が高いのでしょうか?

      みんなが持っているから
      デザインが良く、アクセサリやケースも豊富
      使い慣れた操作感
      Androidに移行したら有料アプリが買い直しになるから
      新しくAndroidの操作を覚えるのが面倒

私がパッと思いつくiPhoneを買い続ける理由です。

眺めてみると、絶対にiPhoneでなくてはいけない理由は見当たらなかったので、Androidを購入し弄り倒してみました。

iOSとAndroidOSの違い

シンプルな私のスマホ生活とアプリによる負荷

私がスマホで利用するサービスは至極シンプルなもの。

      LINEで友人とやり取り
      ニュースアプリを閲覧
      興味のある事の調べごと(ブラウジング)
      FacebookなどのSNS閲覧

その他にも、知らない場所に遊びに行く際に電車の乗り換えを調べたり、GoogleMapで地図を開いたりしますが、使用頻度は低めです。

3Dゲームなどスマホに高負荷をかけるアプリは使用していないので、スペックの低い端末でも良いかと思いきや、セキュリティソフトを手掛けるAvast Softwareの調べでは、FacebookやLINEはAndroid端末のリソースを大量に消費するアプリとしてランクインしています。

これは想定外。

どうやら画像や動画を多く扱っているため、負荷がかかっているようです。

という事で都合が良い!高負荷をかけるアプリをiPhoneとAndroid両方で試せるので大きく差がでやすいのではないでしょうか。

Facebookの操作性

Facebook

iOS版もAndroid版もアイコンに差がないものの、タイムラインやメッセージなどのグローバルメニューの位置に違いがあります。

近年デバイスが巨大化してきている事から、下部にナビゲーションのあるiOSの方が操作性は良いですが、上部にあるAndroidは間違って他のタブをタップし難いという利点はあります。

また操作として下にスクロールして投稿を観ていくので、Androidの方がナビゲーションが目に入ってこない点で個人的にはAndroidに軍配が上がります。

ブラウザの操作性

ブラウザ

最初からインストールされているiOSのSafariとAndroidのGoogle Chromeでの比較になります。

iPhoneの場合、ステータスバーにサイトのURLが表示される分やや厚みが出てしまいます。

フォントや文字の太さなどもほとんど一緒で違和感は殆どありません。

と、比較してみましたがiOS版のGoogle Chromeをインストールすれば更に違いを感じられないでしょう。

Mapの差

map

地図系アプリもデフォルトでインストールされている地図で比較。

Android版GoogleMapの方が、マップの淡い色味に対して文字の色が濃く読みやすいのに対し、iOS版は地図と文字のコントラストが弱く読みにくい印象。

しかしiOS版の方がメジャーなスポット、例えば渋谷であれば『SHIBUYA109』や『ウインズ渋谷』、『渋谷ロフト』など主要スポットをしっかり押さえてある分、見知らぬ土地に行ったときにパッとアプリを起動してすぐに観光地などが表示されるのはとっても助かる所。

またiOSであればGoogleMapはインストールできるので、自分に合った地図アプリが閲覧できる点で個人的にはiOSに軍配が上がります。

文字入力

文字入力

今までAndroidでしかカスタマイズできなかったキーボードも、2017年1月時点ではiOSでもsimejiやATOKといったキーボードカスタマイズアプリも可能となっている事で、キーボードに関してもiOS、Androidに大きな違いは無いに等しいです。

アプリの配信

AppStore

AndroidとiPhoneの大きな違いがあるとすればアプリの配信数や配信時期が異なる点だと私は思う。

例を挙げると、『スーパーマリオラン』はiOSでは2016年12月15日に世界151の国と地域に配信されていますが、Android版は2017年3月に配信予定だ。

冒頭でも説明した通り、世界的には約9割がAndroidユーザーなのに何故iOSを先にリリースしたのかは謎ですが、おそらくマリオを開発した企業の任天堂が日本にあるからではないでしょうか。

体感ですが、日本人に最適化されたアプリの大半はiOSの方が先にリリースされるように感じます。

『じゃあiOSの方がいいんだ。』

そう思う方も多いと思いますし、私も普通にスマホを使ってる身としても同じ意見です。

しかしAndroidの良い所もあります。それはアプリの数がiOSよりも多い所です。

iOSの場合、開発者がアプリを制作してもすぐに一般の人がダウンロードできず、一旦Apple社のチェックが入ります。

悪意のあるプログラムが入っていないか?反社会的なアプリではないか?様々な基準を通過してやっとアプリストアに並びます。

対してAndroidのアプリは、アプリが完成して申請してから約2~3時間で一般の人がダウンロードできる状態になります。

その為、Androidアプリの方がアプリ数も多く、非常に細かい所まで手が届くアプリがストアに並んでいる反面、悪意のあるアプリの危険性もiOSに比べると高いです。

私のようなシンプルな使い方をするならiOSの方が安心してスマホを利用できると思います。

【結果】シンプルな使い方をするならiOSもAndroidも使い慣れれば変わらない

連絡手段やSNSといったシンプルな使い方をする人であれば、体感的にはほぼ差異も違和感なく使いこなす事ができました。

しかしiOSからAndroidへのデータ移行の点で、スマホやパソコン操作が苦手な人にはiOSからAndroidの移行はおすすめできませんし、逆にAndroidからiPhoneへの移行もおすすめできません。

ITリテラシーが高く、全てのエラーは自分で処理するくらい根気があって、今使ってるOSには飽き違うOSも触ってみたいといった好奇心旺盛な方なら不便なくOSを変えても問題なく利用する事ができるのではないでしょうか?

スマホ